もう一度、名前を呼んで。【完結】



「…っ!…ごめん………」


「何に謝ってるの。」





目の端にうつる柔らかい金髪と


確かな藍那の体温。



それが俺を落ち着かせた。




藍那の顔を見ようと力を緩めたとき。




バサッ



藍那が崩れ落ちた。



「「「「藍那(ちゃん)っ!?」」」」






抱き抱えると、気を失っている。



「僚っ!救急車!!」

「あっ…うん!」



意識のとんだ藍那を運ばせた。






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