もう一度、名前を呼んで。【完結】
しかも何度か危なかったって…
死にかけたってこと?
「でも目を覚まされたのでたぶん大丈夫でしょう。
あとはちゃんと点滴をして、体力が戻るのを待ちましょう。」
お医者さんがそう言うと、看護師な人がテキパキとあたしの腕に点滴を付けた。
そして起き上がっていた体は再びベッドに倒される。
「今は夜の3時ですから…
もう一度寝ていて下さい。」
そう言うと、全員で部屋を出ていった。
「はぁ……」
いろいろあったみたいだな〜。
あたし、死にかけたみたいだし。
こんなことを思って、フッと笑う。
パパ達は、悲しむのかな。