もう一度、名前を呼んで。【完結】
たまにある、こういうこと。
文化祭、運動会は俺達はこれを堪えなければならない。
歩いているうちに、何かがいつもと違うのに気付く。
「ねぇ、あっち行こ!あっちのがヤバいって!!」
ところどころから聞こえてくるそんな声。
だんだんと人数も減る。
なんだ……?
「悠唏、何、コレ?」
人は多いものの、いつもより歩きやすいくらいに減っている。
俺達は理由も分からないまま道を進んだ。
そんななか、事件は起こった。