もう一度、名前を呼んで。【完結】
今日いたヤツらは結構カンがいい。
さて。
舜が起きたらここは地獄だな。
ちょうど、30秒後。
ドゴォッ!!
凄まじい音が鳴り響く。
それと同時に舜が起き上がり、暴れだした。
それを見て僚はニコニコしている。
「始まったね?」
…俺達はやっぱりおかしいのかもな。
俺も含めて、ここにいる全員の血が騒ぐ。
一般人にはない感情だろ?
壊れはじめる廊下を笑って見るなんて。
「出てきやがれ女ども!
片っ端から殺してやる!」
舜はぎゃあぎゃあと叫びながら廊下の窓を割り。
床に穴を開け。
その拳は自分の血で赤く染まっていった。