もう一度、名前を呼んで。【完結】




だけどみんなが正論だと思ったのか、誰も何も言わなくて。



少しの間沈黙が部屋を包み込んだ。









「ねぇ、もう帰りましょう?」


……………!?



不意にそう言ったのは、あの女の人。



あたしたちの視線は全て、その人にに向けられる。




あたしはビックリした。



この状況で、あんなに落ち着いてられる?


この静かな空気をそんな言葉で壊せるものなの?

普通………




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