もう一度、名前を呼んで。【完結】



「悪かった。…もうこんなことはねぇようにする。」



それが聞こえたんだろう。

悠唏が再び頭を下げた。



「…そうしてくれ。

……帰るぞ。」



銀髪の人はそう言って、女の人の腕を掴んで歩きだす。







「ちょっと…自分で歩けるわよ!?」



そんな声が聞こえてきたけど、そのまま二人は部屋を出ていった。






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