もう一度、名前を呼んで。【完結】
あたしが目を覚ました時間は、朝の4時。
はあ…変な時間に起きてしまった。
なんて思っていると、ピカピカ光るケータイが目に入った。
メール?
あたしにメール送って来る人なんて…
そう思いながらケータイを開くと、−ママ−の文字。
なんだ…ママからか。
あたしは少しガッカリしながらメールを開いた。
[今日は、藍那のために早く帰るから!]
……また、守れもしない約束を。
再び、ガッカリした気分になりながらあたしはケータイを閉じた。