もう一度、名前を呼んで。【完結】
「けいちゃ〜ん!!!!」
ガチャッ…
「のあ゛っ!?!?」
あ……
女の先生…
「おいおい学校で何やってんだよりじちょー。」
興味なさそうに龍毅が言う間に、女の先生ははだけた服を直して理事長室をでていった。
「お…お前ら…コレはだな…あの……」
けいちゃんは慌てているらしい。
「別にどうでもいいですよ。」
「興味ねぇな。」
「理事長キモい。」
「………。」
「あたしも興味ないから大丈夫だよ。」
僚、理流、舜くん、それに無言の悠唏に続いてあたしもけいちゃんに声をかけた。
「どんまーい。」
冷めた龍毅の声に、けいちゃんはシクシクと泣き出した。
…泣き真似だけどね。