もう一度、名前を呼んで。【完結】



耳を澄ませば、生活音が聞こえる―――



なんてことはこの家では有り得ない。




息が詰まるような密閉された箱の中にとじこめられてる感じ。



与えられた自由なんかいらないから――…



もうあたしを自由にしてよ。




“藤宮”の名前に縛られるのは嫌……





パパ達には、そんなこと言えないけど。



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