もう一度、名前を呼んで。【完結】




不意に、悠唏と目が合った。




悠唏はあたしを見て目を開く。




そしてこっちに歩いてきた。





「どうした?」





あたし、そんなに顔に出てたんだろうか。




どうもしない、

そういいたいのに…


何も言えない。


口を開くことも出来なくて、あたしはただ俯いた。




何も言わないあたしを見て、悠唏はポンポンと頭を撫でて、そばにいてくれた。




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