もう一度、名前を呼んで。【完結】
それからも昂太の話は続いた。
「俺らNo.2ってゆうたやん?
No.1はな、桜華‐オウカ‐っていう族なんや。」
昂太の目は、再びキラキラしだした。
「オウカはすごいで〜!
50人くらいしかおらんし
今たったの三代目なんや!」
たったの…?
スゴ………
「そこの総長も俺らとタメやねん!
スゴイよな〜」
16歳って一番怖いもの知らずなのかな…
「いつかその総長さんも見てみたいんや!
喧嘩してるとき無表情らしくてな
めちゃくちゃ冷たい目ぇしとるらしい。
通り名が冷龍っていうくらいやからな。
でもめちゃくちゃ仲間思いで、優しいらしいで〜
俺もそんな男になりたいわ。」
なんだか日本も凄いことになってるなぁ…
でもまぁ、楽しそうだし…
なにより昂太が誇りを持ってやってるんだからいっか!