もう一度、名前を呼んで。【完結】
鳳狼
そんな感じで昂太と話していたら
もうすでに11時になろうとしていた。
「ねぇ、授業ってないの?」
あたしは一番気になることを聞いた。
「授業なぁ〜
いつもはあんねんけどな…
今日は自習って言われてるから自習なんやろ。」
アバウトだなあ…
「いつもはあんねんで!
遠藤はコワいで〜」
「あっちゃん?何がコワイの?」
何が怖いんだろ…
普通に優しいよね?
「アイツは鬼や!
教科書のカドっこで殴ってきたりすんねんで!おーコワ!
あとはあのオーラ!
つめーたい目ぇして睨んできよるからな!
てかあっちゃんてなんやねん?
藍那、知り合いなん?」