ラブトラップ
もぉ、と。
頬を膨らましたその時、こつんと頭に何かが当たった。
ころりと、丸められた紙ナプキンが下に落ちる。
私はそれを拾い上げて後ろを向いて――っ
思わず言葉を失った。
そこには、ジーンズに長T姿の美虎が居たのだ。友人と、一緒に。
いつもほど、セットも決めてない茶色い髪を、美虎が何気なくかきあげる。
今まで、何度も何度も目にしたはずのその何気ない仕草にさえ、私の視線は釘付けになってしまう。
頬を膨らましたその時、こつんと頭に何かが当たった。
ころりと、丸められた紙ナプキンが下に落ちる。
私はそれを拾い上げて後ろを向いて――っ
思わず言葉を失った。
そこには、ジーンズに長T姿の美虎が居たのだ。友人と、一緒に。
いつもほど、セットも決めてない茶色い髪を、美虎が何気なくかきあげる。
今まで、何度も何度も目にしたはずのその何気ない仕草にさえ、私の視線は釘付けになってしまう。