ラブトラップ
慌てる私の言葉に、南はくすくすと楽しそうだ。
「了解。
いい?
恋をすると、パワーもマネーも必要ってこと、よく頭に刻んでおいてね」
「はぁい」
元気な南とは裏腹に、私はがくりと項垂れる。
恋愛初心者にとって、なんって恋愛って厳しいものなのかしら。
まぁまぁ、と、南は私の背中を叩く。
「折角好きになったんじゃない。
結果はどうあれ、楽しまないと損だって。
情報を集めたら、次のノウハウに進めるんだから」
「次のノウハウ?」
「そう。
楽しみに待ってなさい。
じゃ、明日の放課後。
クレープ、楽しみにしてるわぁ~」
うきうきした南の背中を、見送る意外に私には、何一つ出来ることなんてありそうになかった。
「了解。
いい?
恋をすると、パワーもマネーも必要ってこと、よく頭に刻んでおいてね」
「はぁい」
元気な南とは裏腹に、私はがくりと項垂れる。
恋愛初心者にとって、なんって恋愛って厳しいものなのかしら。
まぁまぁ、と、南は私の背中を叩く。
「折角好きになったんじゃない。
結果はどうあれ、楽しまないと損だって。
情報を集めたら、次のノウハウに進めるんだから」
「次のノウハウ?」
「そう。
楽しみに待ってなさい。
じゃ、明日の放課後。
クレープ、楽しみにしてるわぁ~」
うきうきした南の背中を、見送る意外に私には、何一つ出来ることなんてありそうになかった。