Strawberry Love
「え…誰って…葵…?」
「葵ちゃん…?」
誰だかわからない…
「………。」
「葵!俺のこと、わかるよな…?」
1人の男の人が聞いてきた。
「………。」
私は何故か心が痛くて、言葉さえ出なかった。
ただ、静かに首を振った。
すると、ガッと肩をつかまれた。
「嘘だろ!?からかうなよ…っ!」
「朔斗!落ち着いて!!」
もう1人の男の人がそう言うと静かに私の肩から手をはなした。
「ごめん…」
沈黙が続く。
―ガチャッ
暫くすると、ドアが開いた。