Strawberry Love



「篠ノ宮さん、ちょっといいかな。」



「先生!」



入ってきたのは坂本先生。



そう、フルートの先生。



「ちょっと受験について話したいんだが、いいかね?」



「はい!」




そう言って私は先生と部屋を出ようとした。



すると、



「坂本先生!!」



1人の男の人が先生を呼び止めた。



「葵ちゃんとのお話の前に、どうしても、先生にお聞きしていただきたいことがあるのですが…」



そう言った男の人の目は真剣そのもので、何故か私までもがドキッとした。



「わかりました。」



先生はそう言い、私に先に行ってるように言った。




< 103 / 232 >

この作品をシェア

pagetop