Strawberry Love
「篠ノ宮さん、ちょっといいかな。」
「先生!」
入ってきたのは坂本先生。
そう、フルートの先生。
「ちょっと受験について話したいんだが、いいかね?」
「はい!」
そう言って私は先生と部屋を出ようとした。
すると、
「坂本先生!!」
1人の男の人が先生を呼び止めた。
「葵ちゃんとのお話の前に、どうしても、先生にお聞きしていただきたいことがあるのですが…」
そう言った男の人の目は真剣そのもので、何故か私までもがドキッとした。
「わかりました。」
先生はそう言い、私に先に行ってるように言った。