Strawberry Love



『葵!!?』



電話を耳にしていなくても聞こえるくらいの声で、“Saku”が私の名前を呼んだ。




ん…?まって…?



この声、聞いたことがある…



確か…



この間、先生と受験の話をする前に…




そんなことを考えていると、柚寿が話し出した。




「こんにちは、私、葵の友達です。今日は聞きたいことがあって、葵に携帯借りました。」




すると向こうから




『何…?』




と、戸惑ったような返事が返ってきた。





< 113 / 232 >

この作品をシェア

pagetop