Strawberry Love
「あなたは…葵と付き合ってるんですよね?」
………。
正直、私はこの答えを聞きたかった。
もしかしたら、私、本当にどこかおかしいのかなって…
すると、“Saku”が答えた。
『あぁ。付き合ってるよ。』
その言葉を聞いた瞬間、私の動悸が早くなった。
気が付くと柚寿は、電話を切っていた。
「葵…?」
「ねぇ、柚寿。さっきの本当かな…?」
「当ったり前じゃん!私、葵の相談にのったんだから!」
「私、どうしたら良い…?」
「一緒に病院行ってみる?」
「うん…有難う…」
柚寿の優しさに、涙が溢れた。