Strawberry Love
そして翌日。
柚寿に付き添ってもらって病院へ。
怖い…
その思いと不安という言葉しか、頭の中には存在しなかった。
受付を済ませ、座っていると、
「篠ノ宮さん、どうぞ。」
と呼ばれた。
「葵、大丈夫?」
と柚寿が優しく聞いてくれた。
「うん、大丈夫だよ…」
笑顔で言おうとしたが、きっと笑顔にはほど遠かっただろうである表情で答えた。
するとまた、
「大丈夫だからね。」
と、柚寿が優しく行ってくれた。
そして私たちは診察室へ入った。