Strawberry Love



「やっと動き始めたんだ。」




呆れながら尚は言った。




きっと尚は今まで何かと調べたりしたのだろう…




「あぁ…だから、教えて欲しい。」




暫くの沈黙が続き、尚が語り始めた。




俺はその話一つ一つが心に刺さった。




今まで葵は…




尚から聞いた話はこうだった。




葵が小学生の頃、最愛の母親を亡くし、ずっと父親が育ててきた。




だから、たまに尚の母さんが世話をすることもあって二人は親しかった。




が、ある日事件が起こったんだ。





< 123 / 232 >

この作品をシェア

pagetop