Strawberry Love


そう言った瞬間、時が止まったような気がした。



言葉さえ出なかった。




ただ、固まる私に矢崎さんの




「葵、大丈夫か…?」




と言う心配してくれた声さえ、私には届かなかった。




次の瞬間、周りの景色さえ見えなくなり、頭の中に画像が1つ浮かんだ。




その画像はまるで映画のように止まったままで、音声が流れ出した。





―『きゃーーーーー!!!!!すみません、ごめんなさいっ!!』





< 162 / 232 >

この作品をシェア

pagetop