Strawberry Love



私は恐る恐るお義母さんの前に座った。



「まさかあなたがこんな仕事をしているだなんてね。話は終わってからでも良いわ。演技に影響したら困るでしょ。」



「…っ」



その時、その嫌な予感は70%当たるだろうと、どこかで思った。



「はい、有難うございます…」



そう言って収録に戻った。



「話はもう良いの…?」



尚ちゃんが聞いてきた。



「収録が終わってから話す。」



「そっか。」



それ以上自分が入っていったらいけないと思ったのか、尚ちゃんはそれ以上聞いてこなかった。




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「はい!終了!お疲れ様です!」



監督さんがそう言い、収録が終わった。




私は息を飲んだ。




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