私の彼はあまのじゃく
「先輩」

俺は呼んでみる。だけど、反応はなし。




隣に座ると、先輩は少し距離をあけた。

…俺、嫌われたな




俺はそんなことおかまいなしに、

触れてみたかった髪に触れる。



小さく先輩の身体がはねた。



撫でると、さらさらと髪が指を通り抜ける。

綺麗な髪…


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