私の彼はあまのじゃく
一瞬、顔が近づいた。

先輩は恥ずかしくなったのか、視線をそらした。



「朝霞」



「え―?」


振り向いた先輩の唇に優しくキスをする。




先輩は顔が真っ赤になった。

俺もつられて顔が赤くなる。



「朝霞、好きだよ」

「陸くん…」



今日はいつもより素直になれる。

好きが簡単にいえる。


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