私の彼はあまのじゃく
ややこしくなるのが、面倒くさくて、いつも一緒に行くけど…


やっぱ本当は嫌だな。



少し考えながら歩いていると、後ろからいきなり声がした。



「陸くん、私、用事思い出したから先に行くね?」

「えっ?」



俺の返事は待たずに、走っていく先輩。


…声が震えていた気がした。

もしかして…泣いてる?



俺のせいか?


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