神があたしを罰するとき
―――2日目

「お、おはよう…!」

「………………」


今日は『無視』することにしてみた。

地味だけど、けっこうこれがきくのよね。


クラスメイトに集団無視をされた由加里は、自分の席でうつむいていた。



「キモイからでてってくれない?」

そんなことを由加里に言ったのは、結構気が強い赤瀬麻由だった。

「あははっ!麻由きっつぅ~!でも確かにそぉだよね~」

麻由に相づちをうったのは、植村未央。ふつーに悪口とか言っちゃう子。


よくいったぞー、とかいう冷やかしが飛び交う教室に、バンッ!!!という大きな音が響いた。

「っ、なんで…なんであたしが出て行かなくちゃならないのよっ…!」

やっぱり、由加里だった。





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