龍華
あぁ、約束は守ってくれなかったんだ。
だって、両チームにチームの仲間が
来ていた。
豹雅も。
白尾も。
何でだよ。
約束守ってくれるんじゃなかったのかよ!?
「お前を・・・ぜってー。嫁になんかさせねぇ!!」
あたしを、必要としていてくれてる。
守ろうとしてくれてる。
なんて、あたしはバカだったんだろう。
嫁になんかなっても
きっと、この人たちは来てくれるのに。
「あたし、嫁やめる」
「分かった。しらねぇからな」
分かってる。だけど思うんだ。
あたしを必要としてくれた。
それだけでもう十分だよ。
そして、豹雅と白尾は移動した。
ここが約束の場所だったんだろう。
そして、今。
豹雅と白尾の喧嘩が始まろうとしていた。