龍華
第四章

過去。


誰にだって、過去はある。

嬉しい過去だって。


悲しい過去だってある。



あたしの過去はナンだろう。




悲しくはない。


嬉しくもない。


あの日々はあたしにとっては、



“地獄”でしかなかった。


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