龍華
あれこれ考えているうちに
3年生の階まで上っていた。


あたしは、もうすぐ死ぬんだ。
そう、思った。



一度でもいいから、素敵な恋愛したかったな...。

あたしじゃないようなことを思った。

でも、それは本音で...

正直言うと

大切な友達もほしくて...心友もほしくて
愛ちゃんは友達じゃない。

愛ちゃんは仲間。
仲間と友達は違う気がする。


あたしの初恋はたしか。

あの時だった―――。


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