龍華


あの日、あたしは倉庫に向かっていた。
なんでだっけ?
まぁ、族に入るからにはな...。



その時、木影に1人の男の子がいた。

男って言うのかな?
そこまで幼稚くはない。
だって、同い年だったからね。

それだけは覚えてるよ。
なんでだろう、
ま、いいや


それで、その時

「何してるの?」

そう話かけた。
きっと...普通の女子でいられるのは今日が最後。

だから...
ダレでもいいから話したかった。

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