龍華
‘‘あたしなんか’’
それが、あたしの初恋...そして終わりだった。
ふっ...
今思えばバカらしい。
ま、こんなこと思っていても...
あたしの人生はもうすぐ終わる。
‘‘あたしなんて’’必要のない存在でしょ?
できることなら...
必要としてほしかった。
叶わなかったけどね。
屋上の前につく。
すると、聞こえた。
「なあ、どこ行った!?」
「わからねぇ」
「・・・ッくそ」
探し回っているみたい。
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‘‘あたしなんか’’