君の笑顔が好き
白い可愛らしいジャケットに
ピンクのスカート。
キレイな栗色の長い髪。
遠くから見ていてもわかる。

ドキッン……。
なんやろう?
この感じ……。
そして、俺自身びっくりしていた。
彼女のもとへと走っていたからだった。
「大丈夫?」
そっと、彼女の目の前に立ち止まった。
「どないしたん?」
泣いている彼女をそっと見つめた。
うわっ…、綺麗な瞳。
まだ、泣き止まない彼女を抱きしめた。
普段、女が泣いてたらほっとくのに。
だけど、なぜかこの女だけは別だった。

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