君の笑顔が好き
酔っていたせいか、告白をした俺

「…好き」
この時、本当は酔っていて女なら誰でも良かった。
欲求を解消してほしい、ただそれだけ。
女は利用するためのモノ…
そう思っていた
だが、大きな間違いだった。

「…ゴメン」

ほらね。
言うと思った。
所詮俺は一生1人の人生。
虚しく死ぬんだね……

「はは…そうやな!別れたばっかやしな」
そうや…、唄は別れたばっかで、まだ
未練ありありなんやからー……
俺、バカやわ。
諦めろや。
そう何度も何度も思った。
「じゃあ…またね」
そう言って車から降りようとする唄を
止めた。
そして、唄の唇へキスをした。
「……っ」
涙を浮かべながら俺に言った。
「……何するねん…っ!!」
涙をポタポタたらしながら車から降りて行った。
< 20 / 40 >

この作品をシェア

pagetop