君の笑顔が好き
「んじゃまたね」
ガラガラー・・・。
戸の閉まる音と同時に、俺の部屋は静まりかえった。
明日か・・・。





「こんにちわ」
只今、唄の実家。
うわー緊張がヤバイ俺。
でも、ちゃんと言わないと・・・!!
「あのー・・・」
俺は唄の両親に病気の事を全て話した。
ウソ偽りもなく・・・。
ただ、真実を伝えた。
唄の叔父さんは、ただ黙っていた。
やっぱりダメか・・・。
そう、諦めかけてた時、叔父さんが口を開いた。
「唄をよろしくな」
にこって笑う唄の両親。
俺は感謝でいっぱいだった。
ホンマにありがとう。

< 37 / 40 >

この作品をシェア

pagetop