届かない想い…生きて。



「お前ら…??なにしてんだ…??」



驚きを隠しながらも、教室に足を踏み入れる涼。



「涼せんせー!!!!捺紀ちゃんが…捺紀ちゃんが…!!」



「悠華を殴ったんです!!!!」



悠華側につく女の子たちが涼に駆け寄った。


「一体なにをしてるんだ…よ…!ちょっと2人とも職員室に来なさい!」


『はい……。』


職員室、


職員室の隅っこにある小さな小部屋で、涼とアタシと悠華の3人で椅子に座っていた。


しばらく間は、沈黙……。


「お前ら…なんかトラブルでもあったのか…?」



< 113 / 125 >

この作品をシェア

pagetop