届かない想い…生きて。


「キ…キスなんか、生徒とするわけないだろっっ!?」


「でも……でもっっ……!!!!!」


「……落ち着くんだ…。正直に言う…。」


悠華があれだけ責めたからなのか、涼は諦めたらしく…。


「絶対に他の奴等に言うんじゃないぞ…。」


そんな事を悠華に言ったって、すぐに言うに決まってる。


先生や友達に言って、アタシを退学にさせて涼を他の学校に移動させる気だ…。


「涼先生っ!絶対に誰にも言いませんっ!だから…安心して言って下さい…!!」


………


「花吹と俺は教材室でキスを……」


涼……言うの…?


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