届かない想い…生きて。


「するわけない。悠華って涼先生の彼女になりたいの?」


悠華をさらに挑発させるような口調で問いかけた。


「でも、生徒と先生の恋はいけないよね。禁断の恋とか?悠華ってそんな事がしたいの?」


アタシは、悠華のタバコを取り上げた。


「一々、うるさいんだよ!お前なんかにわかるかっ!とにかく、みんなの涼先生だからお前は余計な誤解を招かないで!!」


バンッ


悠華は、勢いよくドアを閉めて出て行った。


みんなの涼先生…か…。


よくそんな無責任な事、言えるね……。


ま、アタシも言えないけどね…。



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