届かない想い…生きて。


施設に入って2日目。

私は蒼陽中学校を訪れた。


授業中なのか門の外から見たら静かなふいんき…。


そっと校舎の中へと入っていく。


静かな廊下にコツコツと私の足音だけが響き渡る。


バリンっ!!


目の前のガラスの窓が大きな音をたてて割れる。


「うるせぇんだよ!死ねクズ!」


目の前に身長の高い金髪の男が現れる。


「りっ…劉悟!まてよ!!」


次は赤い髪の少し可愛らしい男が出てくる。


「お前、どこの学校のもんだぁ?他校か?」


私の目の前まで来てギロッと睨んでくるあの大きな男。


「わ…私は蒼陽の学校見学に来ただけで…。。」


「劉悟、そんなに睨んだら女の子が泣いちゃうよ?…てめぇ…早くこの学校から失せろ」


赤い髪が私を突き飛ばす。


「いったぁ…。。」


怖いよ…。


この学校…。。。


この人も見た目と性格が…違いすぎる。


「失せろ~~!!!」


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