届かない想い…生きて。


………………



「正直な所、捺紀はあの夜の事故で死んでてくれたらよかったのに…。。」


「あの夜って私がトラックに跳ねられた時ですか?」


「そーだよ。…私って言うのやめてくれない?マジきもい。アタシって言えよ。」


姉はズボンのポケットからタバコとライターをだす。


たしか施設は禁煙のはずが…。


「アタシが嫌いなんですか?」


「は?元々嫌いだし。」


< 46 / 125 >

この作品をシェア

pagetop