雨の日の思い出


「すみません。ありがとうございました」

私はお金を払い
サエの居る方へ走った。



せっかくセットした髪が台無し。


なんでこんな時に雨がふるかなぁ‥



『待ってたぞー!!』


サエが抱きついてきた

「ごめんねー!サエ久しぶり〜!!」

『ねー!!髪伸びた〜?なんかまた大人っぽくなったね!!』

「サエこそ雰囲気変わったよね!なんか一段とまた女っぽくなってる」

『まぁまぁ誉め合いはこのへんにしてみんな待ってるから早くいこ!』


と手を引かれてたどり着いたのは

見るからに何かのお店であっただろう建物

お店の入り口前にはバイクが何台か止めてあり

一階の店はもう潰れていてシャッターが半開きになっている。

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