雨の日の思い出
そんなある日の休日
高校の時の友人、
サエから連絡があった。
珍しく夕方まで家で
ゴロゴロして過ごしていた私は
久しぶりの連絡に
すこし興奮していた。
『今日地元の男と遊ぶんだけど、女を呼んでほしいっていうから来てほしいんだよね』
「まじー?てか久しぶりじゃん!サエにも会いたいし行く行く〜」
軽かった
軽いノリだった。
別に男に飢えてるわけじゃない
ただの暇潰し
私の中のポッカリ空いた隙間を
ただすこしでも
埋めていたかっただけ。
『じゃあ9時にウチの地元の駅で待ち合わせね!遅刻すんなよ〜っ!』
そう言ってサエは電話を切った。