駆け引き×スクープ2~雪月鬼~
まさかの邪魔?
栗塚が月詠を離す。
そっと、
目尻に溜まった雫を指で優しく拭ってくれた。
フッ、と優しく笑った栗塚さん
灰色の瞳が綺麗で、
見つめる。
栗塚さんの手が、
頬を伝って、顎に来た。
軽く私を上に向かせる。
灰色の瞳が近づいてきて、
もう少し見ていたかったけれど
私も無意識に目を瞑った。
栗塚さんの気配が近づいて
唇に神経が集まる。
ぎゅ…と、栗塚さんの服を掴んだ。
そしてー‥