駆け引き×スクープ2~雪月鬼~
警察がひとまず帰り、(小杉、その他何名かが残った)それぞれ自分達の部屋に帰って行く。
その途中で私は栗塚を呼び止めた。
人目がつかない場所に移動した。
「…どしたの?」
「あの…栗塚さんは冴子ちゃんが犯人だと思いますか?」
ストレートに聞く。
「さぁ……?」
煙草の煙を吐き出した栗塚さん。
「私は一応真面目に聞いているのですが?」
胸ぐらを掴む。
「まぁまぁ」
畜生、なんてやる気ないんだ
「興味無さそうですね、」
「まぁ、この件は管轄違いだし」
「アンタ……」
やべー、殴りそう。
「…まぁ、俺の意見を聞くなら……俺は冴子ちゃんを疑うのは筋違いかと思うね」
「やっぱり栗塚さんもですか!!」
仲間!!
←何かがズレてきた
「夏梨名ちゃんはなんでそう思うの?」
う、
「カ、カン……?」
「……フッ」
鼻で笑った!?
あれ、栗塚さんそんなキャラ!?
「そーゆー栗塚さんは!!」
刑事のカンだっつったらなぶり殺す!!
「彼女が右利きだからだ」