駆け引き×スクープ2~雪月鬼~





「でもさー♪これで冴子ちゃんが犯人の可能性はなくなっちゃったよね。」




桐谷君が言う。




おいおい、
頼むから警部の導火線に火を点けるなよ?




「ま、まだわからないだろう!?それに‥鑑識にも聞いたが料理にフグはない!だが毒があるという事は誰かが入れたのだ!!」




んなもんは全員わかってる。




だが、
私、は食べてないがしぃ達が食べた料理にはフグ毒は入っていなかった。



メニューも同じ。




だとしたら彼女の料理だけに入れるのにはどうすればいい?




そう考えれば当然、怪しいのはー‥




「永沢さんに山内さん。お話しをよろしいかな?」



「私を疑っているんですか!?」



「何で俺が!」




2人が言う。




「簡単な事だよ。
永沢さんはこの旅館の料理を任されている。料理中に毒を入れる事ができる。

山内さんは彼女に料理を運んだ。その際、毒を入れられる。それに山内さん、アンタは第1発見者だ。
詳しく話を聞かせてもらうよ。」




警部は2人を連れて、部屋を出た。




どうやら別室で話を聞くそうだ。











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