心霊恋愛
それからはご飯を食べたりアトラクションをまわったりした。


「咲哉くんってよく人のこと見てるよね。」


一日かけてあたしが思ってたことをつい言ってしまった。


必要な時にハンカチを出してくれたり。

人にぶつかりそうになったらぶつからないように庇ってくれたり。


「興味があるからだよ。」


「え?」


「興味があるからつい見ちゃうんだよ。」


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