彼女のご機嫌
「楓ぇ…。」
「ん?どうした?」
楓は優しく頭を撫でてくれる。
「いつもさ?素直じゃなくてごめんねっ?意地ばっか張って可愛げ無いけど、楓の…彼女でいても良いか…な?」
う゛~全然可愛げ無いけど楓の事は誰よりも好きなんだもん。
大好きなんだもんッ…‥!
「かえ…でー!!」
「あーもう!」
楓はあたしを優しく抱きしめる。
「可愛げ無くても、意地ばっか張っても杏奈は杏奈なの。そんでもって、俺の中では一番可愛いの!」
「楓ぇ…」
楓の一言一言であたしの涙腺はボロボロ。