彼女のご機嫌
さっきからこの彼と話してるいるが、この人は相沢幹(アイザワ カン)というあたしの席の隣人である。
基本席から移動しないあたしは休み時間相沢と話してるのが多い。
けど、端の席に位置する為なんの話をしているのかは分からない。
ま、その方があたしにとっては好都合な訳で。
気兼なく相談出来るわけですよ♪
「お前も大変なんだな。」
相沢はコーヒー牛乳を飲みながら言う。
「まぁね…」
「てか、それ言えば早くね?」
「ムリだっつーの。これ言えたら苦労しないし悩みなんかないつーの。」
「ああ、そっか。」
「でも、言わなきゃ分かんねぇ事だってあるぞ?」
「アイツにいった所で何にも変わんないから仕方がないの。」