ごめんね、先生。


何分、こうしていただろう。


「先生。」


「ん??」


「たぶん、もう大丈夫だと思う。」


「そっか。」


見上げると先生が優しく微笑んでいて。
それを見た瞬間あたしはしゃがみこんでしまった。


「どした?!」


「何て言うか…腰が抜けた…」


へたっとしているあたしをみてまた笑い出す先生。


「ぷっくくく…鹿島、お前っ…くく、最高。」


「せんせー!!!」


少しむくれていると目の前に先生がしゃがみこんだ。

「…え??何してんの??」


「ん、準備おっけ。さぁ乗れ!!」

乗れって…

「お、んぶ??」


「それ以外に何がある。」


っっっっっ???!!!


顔が紅くなるのを感じた。

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