ごめんね、先生。


途中で耐えきれなくなり、近くにあったトイレに駆け込んだ。

個室に鍵をかけあたしは泣いた。


ありったけ、泣いた。

先生、先生、先生。
大好きなんです。
本当に、本当に
大好きなんです。


いつのまにか、あたしは寝ていた。


「っ?!」

トイレは暗くて、いそいで携帯を確認すると19:48。

「うそっ…」

いそいでトイレから出ようとした。

でも、


「鍵かかってる…」

学校のトイレは外から鍵を締めるタイプだったためあたしは閉じ込められていた。


「どうしよう…」


真っ先に思い付いたのが先生だった。


< 7 / 20 >

この作品をシェア

pagetop