幼なじみ 【短編】
in亮の教室

私は亮の教室の手前の角のところで声がしたので立ち止まった。

「私、中島君のことが好きなの。だから付き合って下さい。」

告白だ!しかも亮の学年で一番美人と言われている佐伯先輩。

だから亮は告白をOKして二人は付き合うんだろうなって思ってたら涙が出てきてしまった。

「俺、あんたの気持ちに答えることはできない。しかも好きなやついるし。」

「そっか。中島君も好きな人に告白して幸せになってねっ!」

と言って佐伯先輩は私がいる方とは反対に歩いて行った。

最後は笑っていたけれど声は涙声だった。

佐伯先輩は美人だからすぐにいい人がみつかるよね!って思った。
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